2026年7月22日、Alphabet とテスラが同じ日に第2四半期の決算を出しました。どちらも本業では過去最高水準に稼いでいるのに、稼いだ現金を超えて設備に投資し、四半期のフリーキャッシュフローが赤字に落ちています。1か月前に「AI投資は降りられないチキンレースだ」と書いた記事の続編として、開示・報道で確認できる事実と、自分の見立てを分けて書きました。誰が勝つのかは、まだ分かりません。
Alphabet はこの四半期に設備投資449億ドルを使い、フリーキャッシュフローがマイナス59億ドルに沈みました。売上は1,197億ドル(前年同期比プラス24%)、Google Cloud はプラス82%と本業は好調です。それでも通期の設備投資ガイダンスを最大2,050億ドルへ引き上げています。テスラも同じ形でした。第2四半期として過去最高の480,126台を納車し、売上はプラス26%。それなのに営業利益率は1.4%まで落ち、設備投資はプラス142%、フリーキャッシュフローはマイナス10.9億ドルです。
記事では、この2社の数字を並べたうえで、なぜ各社が減速できないのかを「建つまでが年単位」「電力と土地は金では増やせない」「一世代降りると差が開く」の3点で整理しています。あわせて、減価償却年数の論点、資金を借りて建てることの意味、そして来週控えるマイクロソフト・メタ・アマゾンの決算で何を見るかも書きました。自分の保有株と購入予定も開示しています(投資助言ではありません)。書籍の紹介は note 版にのみ掲載しています。
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本業で入ってきた現金より、設備に出ていった現金のほうが多い四半期になりました。
建設のリードタイム、電力と土地の上限、モデル世代の差。この3つが同時に効くと、減速がそのまま脱落になります。