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振り返り 2026-09-29

Claude Code の /doctor prompt-audit で指示ファイルを監査したら、読み込まれていない CLAUDE.md が出てきた

夜の机に積まれた書類の束を、手元の明かりが照らしているヘッダー画像

Claude Code に入った /doctor prompt-audit を、自分の指示ファイル一式(CLAUDE.md、スキル 54 本、スラッシュコマンド、import 先)にかけたら、所見は 203 件返ってきました。多かったのは古い書き方ではなく、実物とずれた中身です。1 件ずつ実物と突き合わせ、当てたのは不具合だけにしました。

いちばん効いたのは、読み込まれていなかった import 行でした。Windows で @C:\... と書いた import は、バックスラッシュのところで切れて、エラーも出ずに読まれません。/ 区切りで書けば最後まで読まれます。

Qiita で読む → many-ai-cli リポジトリ →
所見 203 件を、読まれていなかった、中身が古かった、直したのは不具合だけ、の 3 列でまとめた記事の要約図

監査が示すのは「どこがずれているか」まで。原因と、当てるかどうかは実物で決める。

この記事のテーマ

所見 203 件のうち、多かったのは「中身が古い」

内訳は、古いプロンプトの書き方が 47 件、スキルと設定ファイルの中身(実物とのずれ、ファイル間の矛盾、経緯の書き残し)が 147 件、スキルの説明文が 7 件、構造やコードの問題が 2 件でした。2 日前に v0.9.0 のタグを打ったプロジェクトの CLAUDE.md に「v0.8.0 まで出荷済み」と書いてあったり、もう無い設計書を「正本」と呼んでいたり。どれも書いた日には正しかったものです。

スキルは 1 か所に正本を置いて、Claude Code、Codex、Copilot などの各 CLI から同じものを見せています。Claude 基準の書き方の直しは、ほかの CLI には当てはまらないことがあるので、当てるのは不具合(実物と食い違っている、矛盾している、参照先が無い、手順どおりにやると壊れる、秘密の扱いの規則に反している)の 5 つに絞りました。当てる前に根拠の行を開き直したら、不具合ではなかったものも 5 件ありました。

山積みの紙片を、小さな箱と大きな箱に仕分けている手元の水彩風の絵

1 件ずつ、直すものと残すものに分けた。直す側の箱は、最後まで小さいままでした。

読まれていなかった import 行

グローバルの CLAUDE.md にある import 5 行のうち 1 本が、このセッションに読み込まれていない、と監査は指摘していました。ファイルは存在し、原因までは所見にありませんでした。Claude Code 本体で import を拾う正規表現を見ると、@ の後ろは「空白でもバックスラッシュでもない文字」と「バックスラッシュ+空白」しか拾いません。Windows のパス区切りのまま書いた行は、@C: までで切れて、黙って読まれていませんでした。

import 行がバックスラッシュのところで切れる図。バックスラッシュ区切りの行は C: までしか読まれず、スラッシュ区切りの行は最後まで読まれる

Windows のパスでも、import 行は / 区切りで書く。

Qiita 版には、ほかに、skillOverrides で claude-api を off にしていて監査が始まらなかった話、スキル本文のドル記号と数字が引数に置き換わって awk が壊れる話、Windows では claude.md が CLAUDE.md として読まれた話、many-ai-cli が CLAUDE.md の末尾に空行を置き去りにしていた不具合を書いています。

many-ai-cli の機能の一覧とスクリーンショットは 作品ページ にまとめてあります。同じ /doctor でスキルを棚卸しした前回は 30 個のスキルを積んだ Claude Code に /doctor をかけて、棚卸ししてみた です。

参考リンク