「で、Cloudflare って結局いくつサービスがあるんだっけ」。Birthday Week 2026 の発表を読みながら、全体像が頭の中で組み上がらなかったので、手元の 3 サイトの実際の設定と、公式ドキュメント・発表記事・X や Hacker News の反応をまとめて読み込みました。4 つの棚で見る全体地図と、新 CLI「cf」に今乗り換えるべきかの判断をまとめた棚卸しの記録です。
Cloudflare のサービスは「サイトの前に立つ門番」「社内を守る仕組み(Zero Trust)」「網そのもの(ネットワーク)」「作って動かす開発者プラットフォーム」の 4 つの棚で見ると迷子になりにくくなります。個人開発で日常的に触るのは、開発者プラットフォームと、DNS・SSL・CDN まわりだけでした。
動かす場所は Workers を軸に、置くものの形で KV・D1・R2 を選ぶ。無料枠で最初に当たるのは、たいてい KV の書き込み、Functions を含むリクエスト数、サブリクエストの 3 つです。公式は新規プロジェクトに Pages ではなく Workers を勧めています。
このサイト(Workers + static assets + KV + D1 + Cron)、manabi-map(Pages + Functions + Supabase)、非公開の地図サイト(Pages の Direct Upload のみ)は、見事に 3 つとも作りが違いました。並べてみると、部品が多いサイトほど手作業が少ない、という逆転が起きています。
地図サイトのデプロイ 10 手順のうち、CLI を替えて消えるものはゼロでした。原因は「push からデプロイまでが 1 本の自動の流れになっていない」ことで、コマンドが wrangler でも cf でも手数は変わりません。push は荷造りまで。配送を誰が起動するかを決めるほうが先でした。
新 CLI「cf」、Forge、Vinext 1.0、Kitesurf と WebMCP、EmDash 1.0、BEACON、創業者レターなどを 1 本ずつ見ました。cf は Wrangler の後継ですが open beta で、Wrangler はベータ終了後も 18 か月保守されます。自分の 3 サイトではどれも「待つ」にし、再開の条件と、待つ間にやること(CI デプロイ化、Wrangler の版固定など)を決めました。