タイムズカーの情報漏えい(約660万アカウント、運転免許証画像を含む)について、Xでざっくり掛け算したポストが約29万回表示されました。そこへ「KSCが抜けてます」「純資産は流動資産じゃないので、ちゃんと勉強した方がいい」と2件の指摘。CIC・JICC・KSCの公式ページ、パーク24の決算短信と有価証券報告書、ベネッセやKDDIの前例、判例まで、一次資料を開いて答え合わせした記録です。
この記事を NotebookLM でラジオ風に音声化したものです。移動中や作業しながらでもどうぞ。
元のポストは「CIC 1,000円+JICC 700円=1人1,700円、660万人分で112億円」「1人1万円でも660億円、3万円なら約2,000億円で、パーク24の純資産1,178億円を超える」という2つの式でできていました。調べ直すと、KSCのネット申告500円を足して3機関で1人2,200円。ただし660万は人数でも画像の件数でもなく、アカウント数でした。
純資産は資産と負債の差額で、払えるお金ではありません。現預金は約315億円で、1人1万円なら手元の約2.1倍。融資契約の財務制限条項(純資産 約736億円以上)も割ります。一方で、日本には米国型の集団訴訟がなく、判例の慰謝料は1人数千円。見舞金の相場は500円で、KDDIを含むこの1年の大規模漏えい14件は、どれも金銭の見舞金を出していませんでした。「払えるか」と「潰れるか」を1本の物差しで測っていた、というのが一番の学びです。
本文には、ほかの出典もすべて URL つきで載せています。数字は2026年9月29日時点の公表情報にもとづきます。法律や投資の助言ではありません。