AIエージェントを使い始めて約1年。いまはVS Codeもソースも、ほぼ見ていない

2025年11月12日にAIエージェントを使い始めて、もうすぐ1年です。早い段階で自分ではコードを書かなくなり、いまはVS Codeもソースも、ほぼ見ていません。何が変わり、いま何に時間を使っているのかを、当時の投稿と残った資料から振り返りました。

10日目には、もう自分で書いていなかった
2025年11月22日の投稿に、Claude Codeを導入して10日で、プログラミングもコマンド操作も自分ではせず、音声認識で指示していると書いていました。「生産性が5倍くらい」という言葉も、その時の体感です。作業時間をそろえて計測した数字ではありません。
ただ、最初から大きな仕事を丸ごと任せていたわけではありません。画面の一部やAPIの処理を直すような小さな変更を、基本は1セッションずつ頼んでいました。大きく変わったのは、1回の指示で任せる範囲です。
IDEはAntigravity、Cursor、VS Codeと渡り歩き、2026年5月6日にはVS Codeをやめてターミナルで使うと投稿しました。翌日には、CLIの状態や確認事項をまとめる簡単なHTMLアプリを作り始めています。それなら1から作ってやるか、と作り始めたのがMANY-AI-CLIです。

AIを選んで分担し、動ける周りを整える仕事に
MANY-AI-CLIを作ってから、使うAIも増えました。Claudeに加えてCodex、Grok、Copilot、OpenCodeやCommand Codeを通したDeepSeekやGLMなどです。役割や使える枠に合わせて組み合わせを変えていて、固定の担当表ではありません。当初は「中国のAIは絶対に使わない」と言っていましたが、いまは普通に使っています。
モデルの性能が上がっても、何を作るか、どこまで変えてよいか、どう確かめるか、何がそろえば終わりか。ここが曖昧なまま大きく任せると、途中で止まったり、違うものができたりします。以前はチャットで補っていましたが、いまは先に仕様や前提を文書にして、AIが自分で進められる状態を作ることに時間を使います。
決める場面では、画面の見本や図をHTMLで見て考えます。決まった内容はMDに落として、AIへ渡します。増え続ける計画や不具合のMDを把握するために、docsweepも作りました。
寝る前の2、3時間と、業務を理解する時間
最近は、寝る前に仕様を固めて、その後を自律的に実装してもらうことがあります。11月2日には「とにかく寝たい人のプロンプト」という投稿もしました。確認や判断は翌朝にやるのでゆっくりやってください、と頼んで眠れるのは、その前に仕様とゴールを詰めているからです。あるWebメールシステムでは、仕様の壁打ちが3時間程度、寝ている間の約8時間が実装でした。この時間は、自分の記憶です。
実装は、仕事の一部です。ある法務の業務アプリでは、感覚として業務知識と法令の調査理解が7割、実装と確認と顧客調整が1割ずつでした。計測した割合ではなく、1つの案件の概算です。

数字で見ると、こうなっていた
2026年11月2日時点で、GitHubの公開リポジトリはフォークを除いて43件、個人サイトの記事は232件でした。手元の開発用docs配下に残る資料候補は、MDが9,190件、HTMLが1,813件です。コピーや生成した資料も含みます。数が多いほどよい、という話ではなく、コードを触らない間に仕事を進める資料がこれだけ残っていた、という記録です。
ccusageで見た10月19日から11月3日の利用は、API料金に換算すると7,523.32ドルでした。サブスクで使った分の参考額で、この金額を支払ったわけではありません。料金が分からないモデルは含まれず、11月3日は途中までの集計です。
いまの自分は、仕様を固め、それぞれのAIへ指示を出し、進められる形を整える、指揮者に近い役回りです。次の1年でまた違うことを言っているかもしれません。
もっと深く読みたい人へ
全文では、当時のXの投稿、実際の指示の画像、数字の集計条件や出典をたどれます。